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部分矯正

部分矯正とは

部分矯正は、通常の矯正治療と異なり、気になる歯だけをピンポイントで治療する手法です。
通常の矯正治療では、全ての歯を対象にして噛み合わせを改善するのに対して、部分矯正は特定の歯の動きに焦点を当てます。
この治療では、動かす歯の範囲は基本的に1歯から上下12歯程度までであり、対象範囲が比較的狭いため、治療期間も短く設定されています。
部分的な歯並びの調整によって、特定の悩みや不快感を解消し、患者さんが望む理想的な歯の配置を実現します。
「前歯の気になる部分だけ治したい」、「1本だけ歯がずれている」、「矯正治療後に後戻りしてしまった」などで部分矯正を検討されている方は、武蔵村山市のミソラ歯科クリニックにご相談ください。

 

部分矯正はこのような方におすすめ

前歯の気になる部分を改善したい

前歯のわずかな歯並びの問題を解決したい方には、部分矯正が適しています。部分矯正は、主に前歯の見た目を整えることに焦点を当てている治療法であり、奥歯を動かさないため、歯を動かせる範囲が制限されています。大幅な歯の動きが必要な場合には向かない治療法ですが、少しの歯のずれを修正するのに効果的です。

1本~2本だけ噛み合わせが反対になっている

1本から2本だけ噛み合わせが反対になっている場合、部分矯正が治療の選択肢として考えられます。反対咬合が大きく進行している場合や多くの歯が影響を受けている場合には、部分矯正では十分な効果が得られない可能性があります。しかし、1本から2本の特定の歯に問題がある場合、部分矯正で対応できることが多いです。

 

部分矯正のメリット・デメリット

部分矯正のメリット

期間・費用を抑えやすい

部分矯正は、比較的軽度の不正咬合に適応される治療法であり、そのために通常よりも期間や費用を抑えることができます。不正咬合の中でも特定の歯や少数の歯に問題があり、歯を動かす距離が短い場合に部分矯正が有効です。

痛みや違和感を覚えにくい

部分矯正は特定の歯に焦点を当てるため、歯を動かす距離が比較的短くなり、その結果として痛みが少なく、違和感も軽減されます。

部分矯正のデメリット

適応する症例が限定的

部分矯正は、奥歯の咬合に異常がなく、部分的に歯を矯正したい場合に適しています。ただし、奥歯の噛み合わせに問題がある場合や全体的な歯列・咬合の不正が見られる場合は、全体矯正が提案されます。

根本的な解決にならないこともある

部分矯正は歯列の一部分のみを対象とする治療法であり、骨格に大きな問題がある場合には根本的な解決には至りません。出っ歯や受け口などの顎の骨格に関連する症状がある場合、部分矯正だけではその問題を完全に解消することは難しいです。

 

部分矯正が適応となる歯並び

軽度の叢生(そうせい)

八重歯、叢生(乱杭歯)叢生の場合、部分矯正が有効な治療法となります。叢生はガタガタとした歯並びのことです。

軽度の出っ歯

出っ歯(上顎前突)軽度の出っ歯も部分矯正で改善が見込めます。ただし、抜歯が不要である軽度の症例に限ります。

すきっ歯

すきっ歯(空隙歯列)すきっ歯は、歯と歯の間に隙間ができている状態を指し、噛み合わせに問題がなく、隙間が4本までの場合は部分矯正で改善が期待できます。

矯正後の後戻り

矯正治療後に歯並びが不安定になり、すき間ができたり、歯並びが乱れてしまった場合、それを部分矯正で改善できる可能性があります。

正中線のズレ

正中線は、上下の前歯の中心線を指し、美しい歯並びを形成する上で重要な要素です。しかし、正中線がズレてしまうことがあります。このズレは、様々な原因によるもので、部分矯正によって改善が期待できる可能性があります。

 

 

部分矯正で使用する矯正装置

ワイヤー矯正

表側のワイヤー矯正(成人矯正)「ブラケット」と呼ばれる装置を歯の表面に取り付け、その上に通したワイヤーを調節しながら歯を移動させる治療法です。月に1度調整を行い、歯並びを整えていきます。

マウスピース矯正(インビザライン)

マウスピース矯正(インビザライン)マウスピース矯正は、透明で目立ちにくい歯にフィットするマウスピースを使用する治療法です。軽い乱れの歯並びや前歯のすきっ歯などの症例に適しています。

インビザライン